田中 みな 実 学生 時代
齊藤氏の著作は、以前は沢山読んだが、 今は、あまり読まなくなった。 何というか、当たり障りのない「うまいこと」を、 言うなというようになったからだ。 この著作しかりである。 〇〇とは、何か?〇〇は、〇〇です。なぜなら、△△です。 こういう論理展開は、非常にわかりやすいが、 何百冊読んでも、自分で問題意識を持つようにならないからだ。勉強する意味とは、どこまでいっても、問題意識を如何に作るかに他ならない。これは、決して他人から、教えられるものではなく、自分で勉強して、身につけることだ。 なぜ勉強するんですか?
『本当の「頭のよさ」ってなんだろう? 勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』( 齋藤孝 /誠文堂新光社) 6月に入っていよいよ学校の再開が本格化し、とりあえず親もほっと一息。子どもたちには待ちに待った学校生活を思いっきり楽しんでもらいたいものだ。 ところでこの休校中、オンライン授業の環境が比較的整っていたご家庭の中には「オンライン授業は悪くなかった。むしろ学校に行くより効率的」と感じた方もいたのではないだろうか。withコロナの社会は普段の「当たり前」を見直す気運が高まるといわれているが、「なにも学校に通学しなくてもいいのでは? 」と根本的な疑問を持った方もいるかもしれない。 テレビでもおなじみの教育学者・ 齋藤孝 さんは著書『本当の「頭のよさ」ってなんだろう?
「頭がいい」とは脳の「状態」。頭のはたらきのいい状態のときは、目の前の問題が簡単に解決できるし、未来を楽しく創り出していくことができる。頭のいい状態を増やし、現実を変える力を手に入れる方法を詳しく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】 ★装丁画・漫画:羽賀翔一(『君たちはどう生きるか』) よく、「あの人は頭がいい」とか「自分は頭がよくないから」とか言いますよね。 その根拠はなんだろう? きみは本当に頭がよくないんだろうか? 学校の授業さえきちんと受けていれば、「頭のよさ」は手に入るのだろうか? いえ、それだけでは、いじめや不登校など、人生におとずれる多様な困難に打ち勝つ「タフな頭」を鍛えることはできません。 「頭がいい」というのは、脳の「状態」なのです。 頭のいい人、よくない人というように、分けられているわけじゃない。 みんな、頭のはたらきのいい状態と、そうでない状態がある。 その「はたらきのいい状態」を増やしていけば、だれもがどんどん頭がよくなります。 頭がいい状態なら、目の前の問題を解くのはたやすいことです(勉強でも人生でも)。 頭のよさは、生きていく力、現実を変えていく力なのです。 それでは、「頭のいい」状態を増やしていくには、どうしたらいいのでしょうか? 学校にはなんのために行くの? 受験にはどう臨んだらいいの? 本はどう読めばいいの? 周りの人とはどうつきあえばいい? この本では、さまざまな身近なテーマから、一生使えるものの考え方を身につけて、頭のよさを磨いていく方法を伝授します。 <概要> 第1章 本当の「頭のよさ」ってなんだろう? ⇒本当の頭のよさは「知(判断力)」「仁(誠意)」「勇(行動力)」でつくられる。 第2章 勉強するのはなんのため? ⇒勉強は、自分をいまよりもっと生きやすくしてくれる。 「知る」「考える」喜びが、人生にワクワクやイキイキを増やすんだ。 第3章 学校に行く意味ってなに? ⇒学校は、いろいろな人がいることを知り、人との接し方の練習をするところと思いなさい。 第4章 受験にはどんな戦術で立ち向かうか? ⇒受験は、自分の強み、自分らしい戦い方を見つけるチャンスだ。 第5章 本とどうつきあうか? ⇒本を友だちにしたら、きみは一生、ひとりぼっちじゃなくなる! 第6章 「好きなこと」への没頭体験、ありますか? ⇒好きなことにどんどんハマれ!