田中 みな 実 学生 時代
それはお子さんのおかげ、ですよね。 そんなお子さんが生まれて来てくれたことに改めて感謝してみるのもいいですね。 ここまでして自分たちを守ってくれたお子さんに「ありがとう」と。 他にもその存在に助けられたことっていっぱいあるでしょう? その笑顔に救われたことっていっぱいあるでしょう?
「離婚してはいけない」という思い込み 親戚たちは、 「気持ちはわかるけど、離婚したら子どもはどうするの?片親にするなんてかわいそうじゃない」 「男の浮気なんてどうせ遊びなんだから、待っていれば戻ってくるのよ」 と、妻の"離婚したい気持ち"にはいっさい触れてはきませんでした。 「とにかく『離婚してはいけない』って言うのよね。 どうしていけないのか、そこははっきりしないくせに、ひたすら私が我慢するべきだって。 そんなの納得できるわけないじゃない」 まさかそんな言葉が返ってくると思わなかった彼女は、"夫の浮気を知ったときより大きなショック"を抱えながら帰宅します。 どうして夫の不倫を黙って許さないといけないのか、何を辛抱するのか、離婚を回避させたがる親戚の姿は、どうしても受け入れられないものでした。 そしてふと思い出すのが、叔母は昔自分の夫がスナックの女性と浮気して家まで乗り込んでこられたことがあり、そんなことがあっても結婚生活を優先したのだ、という事実です。 叔母の夫は病気ですでに亡くなっていますが、当時は親戚の集まりにも能面のような冷めた顔で来ていたことを、彼女は覚えていました。 「離婚してはいけない」 「夫の不始末は妻が背負うべき」 を通すのは、こういう体験が元なのかもな、と彼女は思ったそうです。
でも、自分もいずれ、ここに行くんですよ。 「あんときの根本さんが言ってることはさっぱり分からなくて、この人おかしいんじゃ?って思ってたんですけど、今ならはっきりその意味が分かります~」って言うようになるんですよ。 ご主人のことはいったん横に置いて(つまり、彼を自由にさせてあげて)、自分と自分の欲に向き合っていきましょう。 今、できること、に意識を向けながらね。